まなびと【医師・読書家】

昨日より、1つ成長する

医療

時間・脳みそ

2024年 大晦日。 月の最終日を、みそかといい、 年の最終日を、おおみそか、と呼んでいる。 「脳みそ」、の最終日は何と呼ぶだろうか。 蓄積、変性、壊死。 いつかは、僕の脳も、最終日を迎える。 いつかは、「時間」が、お迎えに来る。 僕たちの限られた資…

予防・怪我

小学生の時、顎を5針縫う、「怪我」をした。 学校でつまずき、画板の角で、切ってしまった。 近所の病院で、麻酔、洗浄、縫合してもらった。 30分程度だっただろうが、僕には3時間程度、非常に長く感じた。 記憶はあいまいだが、両手に物を持っており、画板…

スイーツ・心筋梗塞

原材料の配合や、温度の研究。 測定に基づいた、再現性のあるレシピ。 妻は、「スイーツ」作りを、ムラヨシ氏の本からヒントを得ていた。 だから、「スイーツ」とは無縁の僕も、名前だけは知っていた。 昨日、ムラヨシ マサユキ氏が、若くして永眠された。 …

2-2戦略・老衰

本日、谷川俊太郎氏が‘’老衰‘’のため、永眠された。 医療現場で‘’老衰‘’と表現することは少なく、フレイルによる筋力低下(呼吸筋・心筋・その他の筋肉)を意味する。 僕もできるなら、‘’老衰‘’で天寿を全うしたい。というのが、率直な意見だ。 一方で、急性病…

simple is best

集中治療室では、多くの薬が投与されている。 鎮静鎮痛剤、去痰薬、昇圧薬、点滴、糖入り点滴、胃薬、抗凝固薬、血糖降下剤、整腸剤、、 気管tube、動脈、静脈カテーテル、中心静脈カテーテル、、 本当に要る?いつまで?なぜ? 主治医なら、考えるべきポイント…

最悪の想定

「あ、死ぬかも。」 9歳 女の子の交通事故。意識混濁、低酸素で挿管しても改善ない。 追加ドレーンで何とか改善し、ドクターヘリで搬送した。 何事にもリスクはある。 最悪のリスク、それが周りへ及ぼす影響、金銭的な影響、リスクを最大限減らすには。 救急…

天才を超えられる能力

天才を超えられる能力があるらしい。 critical thinking(批判的思考) 実際、仕事で使ってみると、思いがけない解決策に出会う。 熱傷の治癒過程でまさかの胆管炎、、 炎症反応/ビリルビン上昇、胆汁から真菌検出、胆石はない、肝内胆管開きすぎ、、 そして抗…